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【境内の花】

お寺の花々@ 桔梗(ききょう)

真言宗智山派 総本山智積院そして末寺である正光寺の紋章は、 秋の七草の一つである桔梗です。
ですから檀徒の皆様が、お寺行事のとき肩にかけます 半袈裟の紋も同じ桔梗紋です。
境内には六月頃から九月頃まで青紫や白色の花が咲いております。
ちなみに花言葉は「変わらぬ心・誠実」。
お寺の花々A 梅(白梅)

東風吹かば におひ起こせよ 梅の花  あるじなしとて 春な忘れそ

天神様こと菅原道真が京都から太宰府に左遷されたとき、 「主人がいなくとも毎年春を忘れず梅の花をさかせておくれ」 という心情を詠んだ歌です。
正光寺には古木の梅の木が三本あります。
きっと歴代住職をはじめ各檀徒のご先祖様も愛でたことでしょう。
これからも大事に育て皆様の子々孫々に伝えていきたいものです。


お寺の花々B 芙 蓉(ふよう)

お寺の庫裡玄関前に芙蓉が植えられています。
また朝は純白で午後には淡い紅色、夕方に濃い紅色に変わる酔芙蓉がお堂の正面に植えられています。
落葉すると根元まで刈り込みますが、毎年枝振りが大きくなっていきます。
芙蓉の花は朝に咲き夕には萎む一日花の短命で、仏教の教え無常の姿を感じる花のひとつです。
花言葉には「繊細な美」「しとやかな美しさ」などがあり、美人の例えに使われます。



お寺の花々C 雪 柳(ゆきやなぎ)

小雪に見立てた花と葉が柳の葉のように細いことから名づけられた雪柳。
噴雪花、小米花とも呼ばれます。
境内本堂左手に今年の春もまるで白い雪が積もったかのように五弁の花を枝いっぱいに咲かせました。
花言葉は、「愛嬌」「自由」「殊勝」。原産は中国で、関東より南に多く生息します。
同じ科目で、団子状のように花を咲かせるものを小手毬と言うそうです。
開花時期は雪柳より二週間ほど遅いそうです。


 




お寺の花々D 女郎花(おみなえし)

秋の七草の一つ、女郎花(おみなえし)。
と言っても、開花時期は七月下旬から九月までと、夏の暑い中で咲き誇ります。
黄色い清楚な花で古来より親しまれ、古くは万葉歌人も 「手にとれば 袖さへ匂う 女郎花 この白露に 散らまく惜しも」と歌い上げています。
「おみなえし」とは美女を圧倒する美しさという意味で、花言葉は「約束を守る」です。
また、形がそっくりで白い花を咲かす男郎花(おとこえし)という花もあるそうです。

お寺の花々E 花かいどう

三月下旬から四月上旬にかけて桜と同じころ咲きます。
中国原産でありますが、古くから日本につたわっており、雨に濡れた花は、 美人を形容する言葉として使われてきました。
この花の美しさは、唐の玄宗皇帝が傾国の美女と謳われた楊貴妃の美しさに例えられました。
花言葉には「温和」と「美人の眠り」とがあります。つぼみが可愛く、薄いピンクの花を咲かせ、目を和ませてくれる春の花の一つです。


お寺の花々F 藪蘭(やぶらん)

日本庭園の木々の根もとのアクセントに欠かせない植物の一つに藪蘭があります。
葉が蘭の葉に似ており、沖縄から本州にかけて林や藪に咲くことから名前がつきました。
別名「やますげ」ともいわれユリ科に属します。
八月から十月にかけて、うす紫の小花を棒状に咲かせ、黒い果実をつけます。
花言葉は、木々の下で耐えながら凛と咲くことから、「忍耐」と「謙遜」を表します。
素朴ながらも、私たちの心を落ち着かせる花の一つです。



お寺の花々G 京鹿の子(きょうかのこ)

庫裏の玄関や本堂との間の通路に京鹿の子を植えています。
六月初旬に花を咲かせますが、花は小さく五〜七ミリ位で、 花序が染物の鹿子絞りに似ていることから「京鹿の子」と名付けられました。
日本が原産地で繊細さと優雅な趣が親しまれている花です。
花言葉は、「たおやかな風情、はかなさ」です。



お寺の花々H 金木犀(きんもくせい)

十月になると、境内は金木犀の香りでみたされます。
小さなオレンジ色の花を無数に咲かせ、芳しい香りを放ちます。
かつて海苔の養殖が盛んであった頃、金木犀の香りを感じたとき、海での作業をはじめたそうです。
風雨に弱く、あっけなく花は散ってしまいますが、散った後の地面は、 一面の金色となりこれまた見ごたえがあります。
花言葉は、「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」「変わらぬ魅力」です。


お寺の花々I 薄(すすき)

お月見のお飾りに欠かせないのが、薄です。
花穂の形が動物の尾に似ていることから尾花とも呼ばれ、 古来万葉集では、秋の七草に数えられ、日本全土で親しまれている植物です。
かつては、茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いられました。
ススキの「スス」は、葉がまっすぐにすくすく立つことを表わし、 「キ」は芽が萌え出でる意味の「萌(キ)」だと言われているそうです。
花言葉は、「心が通じる」です。 「山暮れて 野はたそがれの すすきかな」(与謝蕪村)

お寺の花々J 樒(しきび)

真言宗の修法(本尊をお参りする作法)に欠かせないのが、樒です。
しきみとも言います。樒の実が猛毒なので、「悪しき実」が語源となっています。
常緑樹で、春に花を咲かせます。
古来より仏事に欠かせないものとして、多くの寺院に植えられていています。
樹木全体に毒性があるので、その毒性が邪気を払うと尊ばれているからです。
果実はお線香の材料にも使われます。

お寺の花々K 萩(はぎ)

秋の七草の一つである萩は、古来より人々に親しまれ、 万葉集の中でも人気のある花として多くの歌人に詠まれています。
秋彼岸のころ境内には、豆の花のような蝶形で白や赤色の無数の花を咲かせます。
萩のしなやかな姿からか、花言葉には「柔軟な精神」とあります。
ところで、ご先祖様にお供えするあんこで包んだもちの名前ですが、 「おはぎ」は秋彼岸の萩の時季だから、「ぼたもち」は春彼岸の 牡丹の時季だからと季節によって名前を異にしますが、どちらも同じ食べ物です。


お寺の花々L ヒメスミレ

春は、百花繚乱、様々な花が美しくこの世を彩りますが、 境内でひっそりと咲く花に、ヒメスミレがあります。
暖かい季節となって、草取りしていると、紫色の小さな花をみつけて、 抜くには惜しくなり、抜かずに作業をつづけることが、しばしばあります。
スミレ科の植物ですが、スミレよりも花は小さく、根も浅い植物です。
花言葉は、「小さな幸せ」です。
大きな幸せを望むこの世の中、ちょっとした幸せに喜びを感じることが、 大きな幸せにつながることを教えてくれる花です。