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正光寺縁起 延命山正光寺は、今を遡ることおよそ600年前、 應永6年(1399年)に、在原善政氏により創建されました。 その後荒廃するも、元禄の頃 元清法印が中興開山し、 以来師資相承され、またお寺の周辺 袖ヶ浦市蔵波地域には、 在原姓が多く、伝説では平安時代 六歌仙の一人で、 伊勢物語の主人公である在原業平の末裔とも語り継がれ、 在原家の一族を中心にお寺が護持されて今日に至っています。 現在の本堂は、昭和50年11月に建立されました。 本堂には、在原家守りご本尊である延命腹籠(はらごもり) 地蔵菩薩がおまつりされております。 |
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御本尊 腹籠地蔵菩薩 ご本尊地蔵菩薩は、平安時代の中頃 天台教学の大成者として名を馳せた 源信法印こと恵心僧都御作と伝えられています。 お参りをしますと、本堂中央に金色の地蔵菩薩を拝しますが、 金色の地蔵菩薩は仮のご本尊でありまして、 実は金色の地蔵菩薩坐像の胎内に、 15センチほどの極彩色の地蔵菩薩坐像が安置されています。 この地蔵菩薩が真のご本尊で、秘仏となっておりますが、 年初めの初地蔵祭の時にお目にかかることができます。 胎内に本尊様がおられることから、延命腹籠地蔵菩薩と称されております。 |
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それから本堂には、ご本尊以外に、如意輪観音菩薩坐像(安土桃山時代)、
弘法大師坐像(江戸時代中期)、興教大師坐像(江戸時代中期)がまつられています。 お釈迦様の涅槃の時期 2月ごろには、一間四方はある涅槃図を本堂内におかけします。 平成22年には、五秘密曼荼羅が本尊脇に奉納されました。 境内には、三界万霊塔(寛政6年 1794年) 地蔵菩薩石像(正徳4年1614年) 宝筐院塔(享保5年 1794年) 子安観音石像(年代不明)、 数多くの六地蔵尊石像が安置されております。 現在は、地域の人々に、「お地蔵さんのお寺」として親しまれ、 地域の檀徒のご先祖様の供養や、初詣など祈願の場として多くの信仰を集めております。 |
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昭和40年代の本堂写真 | ||
昭和40年代の参道写真 写真奥が正光寺 | ||
昭和20年頃の正光寺の絵図 |